9月7日朝刊16ページ 滝川・国学院短大 チセ老朽化 今日解体 カムイノミで感謝伝える
国学院短大の敷地内に20年前に建てられたアイヌ民族の伝統的な家屋「チセ」が7日、解体される。近年、柱の下の部分の腐食が進み、天井のササが落下するなど倒壊のリスクが高まっていた。アイヌ民族の儀式が行われるなど、チセは学生や地域の住民にアイヌ文化を伝える役割を果たしてきた。解体に先立つ4日、チセでは伝統的な儀式「カムイノミ」が3日感の日程で始まった。チセの管理を担当した同短大講師の高橋由彦さんは「20年間、ありがとうという思いです」と話している。