10月12日朝刊17ページ 「太郎吉蔵」 NPO 無念の解散決定 建物、五十嵐さんに譲渡

石蔵を改装したイベント施設「太郎吉蔵」を拠点に、20年近く文化活動を展開してきたNPO法人アートチャレンジ太郎吉蔵が11月6日に臨時総会を開き、本年度中の解散を正式決定する。コロナ禍で施設の利用が低迷し、会員の減少もあり経営環境は悪化。これを受け昨年から解散の検討を続けてきた。11月3日に行われる地元劇団による人形劇公演が最後のイベントとなる。解散後は滝川出身の彫刻家で法人の名誉顧問も務める五十嵐威暢さんに譲渡される。譲渡後の建物の扱いについては、関係者が検討中。同法人の矢口和久事務局長は「コロナを言い訳にしたくないが、コロナさえなければ事業は続けられた。解散は寂しく、残念な気持ちだ」と話している。

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