4月4日 14ページ そらち日誌 地域で育む 望月悠希記者
1歳の息子を介して地域住民の思いやりを折に触れ感じる。「地域が子どもを育てるとはこういうことなのかな」と思う。子育てについて、地域の協力体制が問われる喫緊の課題がある。少子化や教員の負担増を背景に、部活動をスポーツ団体や文化団体などに委ねる「地域移行」だ。滝川市では本年度から、三つの小学校の野球部と少年団が再編された新チームで実現した。鍵を握るのは市町を超えた連携だ。指導できる人材など限られた「資源」を分け合う必要がある。関係者からは「一つの部活動だけではなく、同時にさまざまな活動に挑戦したい生徒も多い」など子どものニーズの変化も聞く。課題は山積みだが、子どものことを考える住民の思いが、出発点だろう。