3月26日 15ページ 「そらちで究める」 国学院道短大舛井雄一教授=会計学 学生、住民 事業通じ信頼
このコーナーに登場した国学院道短大の舛井雄一教授は、学生がイベントなどを通じて地域と関りを深めるゼミ活動を進めて来た。「ゼミ活動で学生は住民から感謝されることで自己肯定感を高め、住民は学生から元気を受け取っている」と振り返った。舛井教授は会計学を教える中で「地域経済を実践を通じて学んでほしい」と15年ごろから、多角化された会社にある独立性の高い「事業部制」をゼミ活動に導入。滝川の飲食店の魅力をPRする「ビジネス事業部」と、江部乙地区で駅カフェと清掃を担当する「江部乙事業部」、SNSを通じて砂川市の店舗などの魅力を発信する「砂川事業部」の3体制にしたという。ゼミ生は現在1、2年の約40人。舛井教授は4月から京都の大学に移るが、ゼミの活動は「学生地域プロジェクト」に受け継がれる。舛井教授は、自身のゼミ生しか地域活動に参加させられなかったことが心残りだったとし、4月以降の新体制に期待を寄せた。