9月2日朝刊17ページ 26ページ 滝川「人造石油」次世代へ 未来技術遺産に
国立科学博物館が本年度選定した重要科学技術史資料で、道内からは唯一、滝川市郷土館に収蔵されている「フィッシャー・トロプシュ(FT)法による人造石油工業化資料」303点が選ばれた。45年の終戦まで生産が続いた人造石油が保存されているほか、工場の図面や事業案内の冊子、社歌など貴重なものが多い。科博は「当時の社会背景を受けた技術開発、工業化を示す重要な資料」と高く評価。市教委は「今回、資料の価値が認められ大変光栄」と話している。