10月2日朝刊30ページ 戦前の難工事 犠牲知って 滝川で日韓グループ遺品展

戦前、戦中と道内の工事現場に動員され、犠牲となった朝鮮半島出身者や日本人の歴史を伝える「笹の墓標展示館」が昨年の積雪で倒壊したため、日韓のグループが展示館の新設を目指して1日、犠牲者の遺品を展示する道内巡回展を滝川市で始めた。来場者に戦禍の史実を知ってもらい、建設資金の寄付を呼びかける。巡回展は1日、滝川市の「坂の上美術館」で始まった。法人代表で深川市の住職殿平善彦さん(76)は「過酷な強制労働に苦しめられた犠牲者の上に戦後の生活があることを伝えたい」と話す。入場無料で14日まで。

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